2020年秋、人間ドックの乳がん検診でひっかかってしまいました!
再検査の通知が届いてから、再検査の結果報告までおよそ1ヶ月…。
生きた心地のしない1ヶ月間でした。
その間、ネットで乳がんのことについてめちゃくちゃ調べました!!
私のこのブログ記事が、どなたかの参考になれば…と思い、細かくレポートしたいと思います。
人間ドックの乳がん検診、総合病院の乳腺外科での再検査から結果まで、紹介していきたいと思います。
ショック…乳がん検診でひっかかりました!!乳腺外科での再検査~結果の診断まで。
人間ドックで乳がん検診
初めての乳房超音波検査
2020年秋、7年ぶりに人間ドックを受けました。
人間ドックには、乳がん検診として”乳房の超音波検査”がついていました。
そういえば、乳がん検診は市の健康診断でマンモグラフィーを3年前に受けたきり!
超音波検査を受けるのは初めてのことでした。
エコー中に”カチカチ”っとクリック音が…!?
温かいゼリーをつけて乳房全体をエコーしていただきました。
ですが、その時先生が何度も画像を撮影しているような雰囲気だったのです。(カチカチ、カチカチっとクリックする音が何度も聞こえるのです…)
「おっぱいに何かあるのかな…」と嫌な予感がしました。
ですが人間ドック当日は特に何も言われることなく、検査が終了しました。
3ヶ月後を目安に再検査
2週間後、人間ドックの結果表が自宅に届きました。
夫と一緒に受診したので2人分届いたのですが、なぜか私の封筒だけ分厚い…?
開けてみると乳房検査の欄には「左低エコー域、右乳腺嚢胞、両乳腺症疑い」と3つの症状が記載されていました。
所見として「左低エコー域。3ヶ月後を目安に、外科または乳腺外科で再検査を受けてください。」と記載されており、紹介状とエコー画像が同封されていました。
左低エコー域
「左低エコー域って…????」と思い、すぐにネットで調べてみました!
超音波の反射波が少なく黒っぽく写っている部分のことです。あくまで画像の見え方の表現で、がんなどの病変を示すものではありません。超音波検査では観察できない部分になるため他の検査での再検査をお願いすることもあります。
(※マイメディカルクリニック「乳房超音波」より引用)
両乳腺症疑い
両方の乳房が乳腺症の疑いということでした。
確かに、セルフチェックしてみると、両胸ともボコボコしているんです…。
ガチガチの硬いしこりではなく、クニャっとした線状の長細いしこり(イカのお造りみたいな)がたくさんあるような感じなのです。
自分で触っても、乳ガンのしこりなのか乳腺症のしこりなのか全然分かりません…。
30歳~更年期の女性に多い乳腺の病気です。乳腺の老化現象とも考えられていますが、しこりや疼痛などの症状が乳がんと区別しにくい場合もあります。
(※マイメディカルクリニック「乳房超音波」より引用)
右乳腺嚢胞
右の乳房には嚢胞があるそうです。
嚢胞と聞くと”悪いもの”なのかと思いきや、こちらは特に問題ないようです。
おっぱい全体がボコボコしている為、どれが乳腺症でどれが嚢胞なのか自分では全く分かりませんでした。
乳管が拡張し一部袋状になって、内部に分泌液がたまった状態をいいます。自然消滅することも多く、無症状であれば特に心配はありません。
(※マイメディカルクリニック「乳房超音波」より引用)
心配しすぎて涙、涙…
「乳がん検診でひっかかってしまった…」
人間ドックの結果欄を見ていると、血の気がサーーーーっとひいていくのが分かりました。
心臓のドキドキという音が頭にひびいてきます。
乳がんのことをネットで調べれば調べるほど、不安で胸がいっぱいになりました。
乳がんの生存率、辛い抗がん剤治療、脱毛、転移の問題、更新が途絶えてしまった乳がんの闘病ブログ…、調べるほどに不安がどんどん膨らんでいきました。
うちには子どもが2人います。上の子は小学生、下の子なんてまだまだ小さな幼稚園児。
「夫は毎日終電帰りやのに、治療が始まったら子どものこと、家のこと、どうしよう…ちゃんとできるかな?」
「もしわたしが死んでしまったら…、この子達はどうなるんやろ!?」
不安と恐怖で涙がとまらなくなりました。
子ども達のニコニコ笑顔を見た時、料理をしている時、夜ねむる時、ふいてもふいても涙があふれてきました。
再検査の結果が届いた後、1週間近く毎日メソメソ泣いていたんじゃないでしょうか。
見かねた夫が、「大丈夫やって!ほんまにヤバかったらすぐに検査行きなさいって書いてあるって!」「そんなに気になるなら、3ヶ月も待たずに再検査してもらったら?」と言ってくれました。
というわけで、乳腺外科のある総合病院へ即電話。
1週間後に再検査することになりました。
乳がん検診の再検査
【1週間後】総合病院の「乳腺外科」で再検査
人間ドックの結果が届いてから1週間後、総合病院の「乳腺外科」を受診しました。
乳腺外科の受付で①紹介状、②エコーの画像、③人間ドックの結果表を渡し、初診時の問診票に記入をして待ちました。
診察開始時間に合わせて来院したのですが、名前を呼ばれたのは2時間後でした…。(大きな病院は待ち時間がめちゃくちゃ長いんですね!)
診察では先生による乳房の触診と超音波検査を受けました。
「触った感じでは悪性ではないと思います。ダブルチェックとして、後日マンモグラフィーと性能の良いエコーの検査を予約しておきますね。」
「bonさんは家族歴があるので、念のためしっかり検査しましょうね。」とのことでした。
実は、父方の祖母と母方の伯母が乳がん経験者なのです。(※身内に乳がん患者がいる場合、リスクが2倍になるともいわれているそう。)
触診+エコーでは「悪性ではないと思います。」と言っていただけたのですが、ネットの体験談を読みあさって頭でっかちになっていた私は疑心暗鬼に…。
触診で「大丈夫」と言われた後マンモとエコーで乳がんが見つかったエピソード、病院2、3件目にして乳がんが見つかったというエピソードをいくつか見ていたので、不安は全く消えませんでした。
この日は、次回の検査予約をとって帰宅しました。
【2週間後】再びエコーとマンモグラフィー
前回の診察から1週間後、人間ドックの結果が届いてから2週間後、超音波検査(エコー)とマンモグラフィーの検査を受けました。
超音波検査では、人間ドックの時と同じく、何度も画像を撮影している様子が伝わってきました。
検査結果は後日先生から教えていただけるということで、検査技師さんは終始無言…。
マンモグラフィーでは、検査室に入るとオルゴールの音楽が流れていました。(リラックスできるように?)
上半身裸になり、左右の乳房×縦横それぞれの角度から撮影を行いました。
優しい女性の検査技師さんで、何度も「痛くないですか?」と確認してくださいました。
私はアラフォーだからか、子ども2人に母乳をあげていた(=張りがない)からか、マンモグラフィーで乳房を挟まれてもあまり痛くなかったです♪
それぞれ20分程度で検査は終了しました。
検査結果は1週間後、先生から伝えていただけるということでした。
この頃になるとある程度状況を受け入れられるようになり、毎日泣くようなことはなくなっていました。
【3週間後】結果の報告
前回の診察から1週間後、人間ドックの結果が届いてから3週間後、再検査結果の報告がありました。
予約時間から遅れること30分後、名前が呼ばれました。
「今から乳がんの告知を受けるかも…」恐怖と緊張とで血の気が引き、両手は氷のように冷えていました…。
”良性”と思われる
再検査の画像を見ながら、先生が説明をしてくださいました。
「マンモグラフィーの結果は問題なしです。」
「エコーでは、4-6ミリのしこりが散見されますね。」
PCの画面には、乳房のエコー画像がありました。
「画像を見るかぎり、形は丸くて境界がはっきりしているので良性の可能性が高いと思います。」
「断言はできないけれど、今の段階ではこれ以上詳しい検査をする必要はないかなぁと思います。」ということでした。
よ、よかった…!!!!!!!!!
ただ、「しこりが散見される」というフレーズがとても気になりました。
あの、エコー中に何度も聞こえたカチカチの音は、それだけ乳房にしこりがあるということだったのでしょうね。
癌化しないのかなぁと心配もありますが…とりあえずはホッとしました。
毎年乳がん検診を受けましょう!
「bonさんは家族歴もあるから、念のため年に1回は乳がん検診受けてくださいね!」
ということで、診察が終了しました。
”経過観察”として、この病院で検査するのかと思いきや、1年後にでも前回受けた人間ドックのところでいいよ~とのこと。
1年後は分からないけれど、とりあえず、今の段階ではそこまで心配するような状況ではなさそうです。
私の場合、乳房全体がボコボコしていてセルフチェックでは新なしこりを見つけられないと思うので、乳がん検診を忘れずに受けようと思います。
万が一、1年後に乳がんが発見されても、多分”初期の乳がん”のはず…。
早期発見なら、乳がんの生存率はとても高いと知りました。
もしまた不安な気持ちになってしまったら、そう思って気分をあげようと決めています。
再検査の費用
「乳がんの再検査ってどのくらいお金がかかるんやろ?」
超音波検査もマンモグラフィーも、「結構高いんじゃない…⁉」とお支払いがドキドキでした。
実際の金額はコチラです。
〇1回目(初診) 触診+超音波検査(エコー)で1,910円
〇2回目(検査のみ)超音波検査+マンモグラフィーで2,840円
〇3回目(再診) 診察で220円
3回の通院費用は合計で4,970円でした。5,000円以内におさまりました~(ほっ。)
病院によって金額は変わるとおもいますが、参考までに。
乳がん検診時の服装
人間ドックの乳がん検診を受けた時は、病院着を着ていましたが、再検査時は私服のまま検査をしました。
触診も超音波検査もマンモグラフィーも、全て上半身裸になる為、上下わかれた服装がオススメです。(ワンピースやサロペットはNG)
触診と超音波検査時はベッドに横たわるので、下はスカートよりもズボンが安心だと思います。
また、マンモグラフィーの撮影時はメガネを取るように指示がありました。
さいごに
以上、人間ドックの乳がん検診、総合病院の乳腺外科での再検査から結果まで、細かくまとめてみました!
人間ドックの検査結果が届くまでは、「ニューオータニのスーパーメロンショートおいしかったなぁ♡来年も人間ドックはアムスニューオータニで受けよ~!るんるん」とミーハー気分丸出しで浮かれていましたが、結果が届いてからの1ヶ月間は奈落の底に落ちてしまったような精神状態でした。
今回はたまたまセーフでしたが、もっと自分の健康に意識をむけて、がんにならないように体の免疫力をあげられるような生活をしようと心に決めました!
この記事を読んでくださった皆さんも、お体に気を付けてお過ごしください。
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